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いじめから守る(編集版)

息子は中学の時にいじめに合っていました。
毎日繰り返される暴力・パシリ・恐喝…事実が分かった時の衝撃は言葉では表せないものです。
ぶっ殺してやる!と本気で思いましたよ。
今のように「いじめ」という言葉がノーマルな時代ではなく、
たまに報道されても「いじめられる側にも問題がある」とか
「我々の子供の頃だっていじめはありましたよ」なんていう
薄っぺらなコメントがまかり通っている時代でしたから。

今でもそう考える人がいるので言いますが、
きっかけはあってもいじめられる原因なんてないんです。
大人しくても出しゃばりでも、太っていても痩せていても、見た目も性格も、
いじめられる子に責任なんてないんですよ!
いじめは昔からあったんでしょう。だからいじめられた経験があると言う人が多いんです。でもその原因が本人にあるなんていう考えこそ、意地悪な発想なんだよね。

殺されそうな環境に子供を置くことなんてできません。
学校を辞めさせてもいいと思いました。
でも学校を辞めただけでは息子は負け犬として逃げ出したに過ぎない。
学校や相手の親に殴り込んだり、警察に訴えたり、
大騒ぎしてその子と親に仕返ししたい気持ちもありましたが、
私が相手をこらしめてもやっぱり戦わずに助けられた負け犬みたいだと思いました。

いじめが引き金で「登校拒否」「引きこもり」「リフトカット」になったとしたら、対応にミスがあったのかも知れませんね。
いじめを受けた子供はとても自信を失っているから、相手への恨みもあるけど自分を責める気持ちも強いんです。
恥・恐怖・憎悪・嫌悪・孤独・苦痛・不安…ネガティブな発想が
自信をそぎとってしまったからです。
いじめが治まったとしても、心は救われていなかったんでしょう。

事のおこり
昼頃帰宅した息子が「明日から学校に行かない」と言いました。
顔色を見るとただ事ではない!とピンときましたが何を聞いても黙秘、部屋に篭城してしまいました。
色々想像しても見当がつきません。
でも息子が血相を変えて行きたくないと言うんだから、余程のことに違いなく、
ならば学校を辞めても良いやと思いましたね。
「嫌なら行かなくてもいいよ。転校してもいいし学校なんて行かなくても人間は充分生きていけるんだよ!」
すると安心したのか、ようやく部屋から出てきました。
「我慢して行け」と言われると思っていたんでしょう。
今まで散々我慢してきたんだから、もっと我慢て学校に行けなんて言われたら
親にまで見捨てられた気持ちになったでしょうね~。

しかし話したくないの一点張り。
私「話したくない理由は何だよ?」
息子「大騒ぎするに決まってるから」
ますます謎ですが、学校で事件があったことは想像できたので
私の方から学校に連絡したり行ったりはしない、一切何もしないと約束しました。
いじめの事実、いつ頃からか、いじめの内容、相手…全てを聞き出した時は夜になっていました。

それはかつて経験のない衝撃で、特に具体的な内容に至っては体中の血液が逆流して沸騰して、
もし近くにいじめた相手がいたら、間違いなくブン殴って、噛み付いて、ナイフがあれば刺していたかも!
その自分の感情を押し殺すことがとっても大変でした。
主犯は2人ですが、プラス上級生の複数が加担していました。
1人はクラス№1の優等生。
1人はクラス一大きく問題児。卒業した兄が番長で、その仲間だった上級生を巻き込んでいじめていたんです。

その夜は眠れずに考え続けていました。
このまま登校拒否し続けるだけでいいのか?…NO
転校すれば解決なのか?…NO
いじめがなくなり、息子が正常な学校生活を送れ、後遺症を残すことなく全てが丸く収まる方法があるか…?
私の作戦
翌日の日曜日、息子に月曜日には登校するように言いました。
そして授業中にそいつらに向かって「お前たちがいじめる限り学校には来ない!」と大声で宣言して帰ってくること。

私にはその後どのようなことが起こるか予想できました。
もし予想が外れても息子は黙ってスゴスゴと逃げ出したのではなく、
正々堂々と自らの気持ちを表明したわけですから、決して負け犬ではないのです!

さらに授業中に宣言することは2つのメリットがあります。
一つは授業中であれば手が出せないこと。(これは防衛)
一つは教師にも同級生にも事件を明らかにすること。(これは攻撃)
いじめはバレないから続くのであって、み~んなにバレたらできないでしょ。
もしクラスに好きな女子がいたら、その子にも自分がいじめをしていることがバレちゃうんですよ。ざま~みろ!
いじめに気づかない者もいたでしょうが、知ていて黙認していた者が絶対にいるはずなんです。
私はそいつらも許せなかったけど、そいつらを利用しようと考えました。
見て見ぬふりをしていたその子たちが一斉に本当の事を証言するはずなんです。

「何も言わずに学校を辞めたら、あんたは逃げただけの負け犬になっちゃうよ。
おかあちゃん帰りを待ってるから、それだけ言ったらすっ飛んで逃げてきな。同じ逃げるんでも大違いなんだから」
嫌がっていた息子でしたが月曜の朝は学校に向かいました。いざ出陣です!

いや~待ってる時間の長かったこと!どのくらい経ったか記憶にないのですが、
帰ってから事の流れを興奮しながら話す彼の顔は高揚しキラキラしていましたね。
英語の授業中に立ち上がって宣言し、そのまま教室を飛び出して自転車で帰ってきたと言います。
どうりでカバンもないし上履きのままだ。(^^ゞ 
廊下で息子を静止する女性教師の手を振り払って走ったそうです。
「女の先生だから可愛そうなことをしたかな…」そう息子が呟いた時、作戦は90%成功したと確信しました。

その後の展開
しばらくして息子の行方を心配て担任から電話がありました。
何があったのか詳しく知りたいというので、あらましを話しました。
「これは息子から聞いた一方的な話なので、事実を確認してください。
この状態が改善されるまで息子は学校に行かせません。
それと、相手の親御さんに自分の息子が同級生をいじめていたことを伝えてもいいですが、誰をいじめていたかだけは絶対に明かさないで下さい」そう伝えました。

相手の親を罵倒し土下座させたい気持ちは山々でしたが、
目標はいじめがなくなり、息子が正常な学校生活を送れ、後遺症を残すことなく全てが丸く収まること なんです。
相手の親がまともな人間なら謝罪に来るはずです。
でも小さな町で加害者と被害者が近所だった場合、
いじめが治まったとしても、親同士がずっと気まずい関係になることが充分考えられます。
まして部外者にまで噂が広がってしまえば、息子の立ち直りは邪魔されるだけでしょう。
学校側はできるだけ問題を隠そうとするに違いないので、できるだけ内密に解決しようとするはず。
だから私の要望は彼らにとって好都合で、もし私が納得せず騒げば
担任も校長も立場が悪くなることぐらい計算するはずなんです。

いざとなればどんな事でもする覚悟ができていたので、あとはお手並み拝見です。

どうなったか
5日ほどして担任がやってきました。
息子の話は全て事実で本人たちも認めたとのことです。
謝りたいと言っているので明日学校に来て欲しい。とのことでした。
翌朝私と息子は学校に出向きました。(息子は嫌がっていましたが…)
応接室に入る生徒2人と担任がいました。
校長は所用で出かけているとのこと。(ほらねぇ、そんなもんだよ今の教育者なんて)
優等生の方は耳まで真っ赤にしてうなだれていましたが、
もう一人はヤバイ子でした。茶髪で目が据わり反省なんてしていない。
いや、内心していてもそれを見せたくないツッパリ野郎です。

「君たちはこの子を殴って気持ち良かったかい?楽しかったかい?」
優等生だけ首を振り、ツッパリは最後まで目を合わせず、うなずきもしませんでした。
「あんた達がやたことは傷害や恐喝という立派な犯罪なんだよ。大人なら逮捕されるような事なんだ」
それだけ言うとあとは話すこともなかったのでが、
「私の言葉を覚えておくといい。あんた達は一生このことを忘れられない。
何かの度にふと思い出し胸が苦しくなる。この子を殴りながら自分の将来を殴っていたことにいつか必ず気が着くよ」
キザな台詞ですが死ぬまで罪の意識を忘れられないよう刷り込んでやりたかったんです。

短い会見でしたが担任には息子の気持ちが治まるまで登校させないと告げて部屋を出ました。
その時、ツッパリの横に近づき私から出た言葉。
「今度やったらぶっ殺す!」初めて彼は私の目を見ましたね。

それから約1週間後、「そろそろ行ってみる?」と誘い水をかけると
息子は翌日から学校に行くようになりました。
成績はドンドン上がって中学卒業時にはトップクラスになり目指す高校に進学。めでたしめでたし。

後日談息子が中3になった時にPTA役員になり、その中にあの優等生の母親がいたんです。
クラスの生徒とPTA役員が対面した場面で、私の目の前にあの優等生、横にはその母親が並ぶという状況に。
優等生は応接室に居た時同様に耳まで真っ赤になっていました。
母親は分かっていないので何事もなく過ぎていったんですが、
いよいよ卒業近くなって役員だけの懇親会の席で、
「うちの子昔いじめをやったとかで呼び出されて大変だったのよ~」と笑いながら話したのです。
やっぱり一発ひっぱたけば良かったかなと思いましたね。

数年後、ツッパリは何かの犯罪を起こし少年院に入ったと息子から聞きました。
あの日以来一度も触れたことがない話題を自分から持ち出してきたので、
一瞬私もうろたえてしまったのでしょう。
「大丈夫だよ。オレはあの頃のオレじゃないんだから」といって笑いました。
クラスで2番目に小さかったのに、もう私よりデカイ。
言い忘れましたが息子のいじめのキッカケは、クラスで一番小さい男子がいじめられていて、席替えでその子の隣になった時に二人にいじめを辞めろと言ったからでした。

何があっても、どんなことをしても必ず守ってくれる人がいると分かれば、自殺はしないのではないでしょうか。
いじめを克服するのは初めて空中ブランコをやるようなものです。
セーフティーネットさえあれば子供は勇気を持って飛び込めるはずなんです。
とても長くなりましたが、参考になれば幸いです。


いじめがが心配な方は引き続き読んでみて下さい。
誰かにいじめられている子供がいるのなら、
誰かをいじめている子供はその何倍もいます。
でも、どちらの子供も親や教師に隠そうとします。

なぜ被害者の子供は教師に訴えないか?いじめがヒドクなることを恐れているからです。
つまり子供は教師と学校を信用していません。

なぜ親にさえ相談しないのか?
一つは自尊心で、一つは親に心配をかけたくないからです。
さらに告白した後に親がどのような態度に出るか、結果何が起こるか不安だからです。

いじめは学校で起こります。ただし教師に気付かれない場所や時間に起こります。
殴るのは腹です。絶対に顔は殴りません。
見える部分に傷ができるとバレるからです。
帰宅した子供は普段と変わらぬ様子を演技します。
だから親が見抜くことは人が言うほど簡単じゃないんです。

以下は息子が中学の時に受けたいじめから気付いたことです。
女子の場合は多少違うと思いますが参考にしてください。

◆文具・本など持ち物を頻繁に失くす。あるいは壊す。
 特に新しく買い与えた物を直ぐに失くしたり壊したりする。
◆通学用の自転車やヘルメットに傷が多い。
◆裸を見せない。
 今まで一緒に入浴していたのに急に一人で入るようになるとか、
 着替えている姿を見せないようになる。
◆家内の金銭が時々なくなる。
◆衣類がひどく汚れたり、破けていたりする。
 理由を聞くと「プロレスごっこをした」「友だちとふざけていて転んだ」と言う。
◆成績が落ちる。

思い当たることが多いようなら、いじめられている可能性がありますが
あわてて子供を問いただしてはいけません!絶対に!!
対応を間違うと、もっと追い詰める結果になりかねませんから。

いじめは何ヶ月も何年も継続します。
上記の項目が長期間に及んでいるかどうかを良く考えてください。
もしかすると一時的な出来事かも知れません。

いじめられているのか?
いじめているのか?
いじめを傍観しているのか?
いじめがないクラスなのか?

告白させるためのテクニック
◆甘いものを食べさせる。
お茶と子供の好きな甘いお菓子を食べながら話をするのです。
甘い物は気持ちを落ち着かせます。
◆身体に触れる。
頭をなでる、手を握る、肩を軽くたたく、抱きしめるなど。
この2つは親にも子供にとっても必要な項目です。
◆一緒に入浴する。
嫌がると思いますが、一緒にお風呂に入りながら話すのです。
温泉旅行に行くのも良いでしょう。
◆一緒に寝る
これも嫌がると思いますが、笑って抱きついて強引に寝ましょう。

もしいじめられていると告白したら
◆絶対に感情を抑えて冷静にふるまってください!
興奮して大声を上げたり、泣いたり、具体的な行動に出てはいけません。
「よく我慢してきたね」「辛かっただろう」「気付いてあげられなくて悪かった」など
子供を励ます言葉を与えてあげてください。
身体に触れるのもいい。
◆具体的ないじめの内容を聞き出してください。
かなり衝撃を受けますが「へ~」とか「ひどねぇ」など合いの手を打つだけに留め
怒りを抑えてください。
涙が出て全身が振るえると思いますが、
お菓子を食べたりお茶を入れたりして落ち着きを取り戻しましょう。
◆いじめのキッカケを聞く。
キッカケを本人なりに分かっていたり推察しているものです。
◆教師がいじめに気付いているかどうかを聞く。
もし知っていて対応していない教師なら用心が必要です。
◆いじめている相手を聞き出す。一番話したがらないことなので最後の質問にすること!
まずは相手の家に殴りこむなどしないと約束してください。

*もしいじめている立場の子供であったら
絶対にいじめていることは告白しないでしょう。でもいじめを止めるキッカケになるかもしれません。
仮にいじめているという意識がない場合でも同様です。
子供は自分を最大に愛している親を悲しませたくないものなのです。
*傍観者であったら
いじめられている子をどうしたら助けてあげられるかを話し合えたらいいですね。大きな成果があると思いますが。
*いじめがないクラスだったら
もしいじめられても絶対に助けてあげると言ってあげましょう。

最後に
長期間の休みが終わって新学期が始まった時に一番用心してください。
期待して登校して、相変わらずいじめられた時に絶望感に襲われるからです。

犬を撮影しながら歩くる場合もありますが日常的なものではありません。
23日 2006 家族や子ども
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管理人:鉄腕たろう(パン粉母)

鉄腕たろう

千葉県在住。ブリタニースパニエル(フランスブルトン)の
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